開催の経緯
はじめまして、イベントパートナーの高橋と申します。
はじめまして、イベントパートナーの高橋と申します。35歳。二児の父。
初めての大道芸フェスティバルの開催に緊張しています。よろしくお願いします。
普段は主に大道芸人さんやマジシャンさん似顔絵師さんなどのブッキングを主業務とした、いわゆるイベント会社、イベンターとして仕事をしています。
会社の所在地は愛知県の知多市。とてもとてもイベント会社がやっていけなさそうな片田舎に小さな倉庫と小さな事務所があります。会社の従業員は自分を含めてたったの4人で、吹けば飛んでしまう、小さな会社で日々楽しくイベント業務をしています。
そんな私たちが、コロナウィルスに会社を吹き飛ばされそうになりながら、
このタイミングで大道芸フェスティバルの開催を企画しました。
誓い
一番大事なことなので最初に書きます。
このイベントはコロナ禍でパフォーマンスする機会が失われてしまったパフォーマーさんに、パフォーマンスの機会を作ること、
また、そのパフォーマンスを見て、自粛疲れしてしまった皆様に少しでも元気になってもらいたい。
大道芸を知ってほしい。
大道芸で楽しんで欲しい。
ということを目的にした非営利目的のイベントです。
イベント会社の営利目的ではありません。
入場無料で、投げ銭などで発生した収益はすべてパフォーマーさんのものになります。
また、イベント運営費として会社からは500万円を拠出します。
なぜ企画したのかこれから説明していきます。
大道芸フェスティバルを開催するのは夢でした。
普段はイベント主催者様からご依頼を受けてパフォーマーさんをブッキングしている私たちですが、今回初めてイチからの大道芸フェスティバルの開催をスタートさせました。
「自分たちが普段からお世話になっているパフォーマーさんと一緒に大道芸大会が出来たらそんな幸せなことはないよね。」
と普段から思っていましたし、コロナ禍、今自分たちに出来ることは何なのか、自分たちにしか出来ないことは何なのか。無い頭で考えた結果、このタイミングで大道芸フェスティバルを主催するべきと判断しました。
しかし、これまで大道芸フェスティバルのスポンサーをさせていただいた経験はありますが、主催の経験はありません。
決意だけはしたものの、
何をどこから始めればいいのやら。。。
と途方にくれていたところ、とても見ていられなかったのでしょう。NPO法人中部大道芸ネットワークさんからご協力をいただけることになり、フェスティバルが現実のものになりました。
これから決まった内容を一つづつ説明していきます。
2020年7月11日(土),12日(日)に開催します。
場所は愛知県大府市にあるあいち健康の森公園。自然豊かな大道芸をするのにうってつけのロケーションです。
引用元:あいち健康の森公園 – おでかけナビ公園であそぼう!
場所は良さそうな場所だね。行ったことないけど。でもなんで7月にやるの?と聞こえてきます。
なぜこの時期か、ですよね。
こちらが経済活動再開に関する政府公表のロードマップです。
引用元:日本経済新聞
このロードマップによると
・6/19~ 都道府県をまたぐ観光振興に取り組む
・7/10~ 屋内屋外ともに5000人以下のイベント
と解除されていく方針です。
5000人以下のイベントなら開催可能になるその最初の週末の7/11,12の二日間で開催を決めました。あいち健康の森公園さんにも、こころよく会場利用を許可していただきました。ありがとうございます。
このタイミングであれば、初めての大道芸フェスティバル開催となる、知多半島、大府市の方に喜んで頂けるフェスが開催できそうです。
ただし、来場者に付きましては、愛知県にお住まいの方のみのご来場と制限を設けております。 他の地域の方は大変申し訳ありませんが、ご来場をいただくことが出来ません。
6/29追記_対象地域を愛知岐阜三重静岡に緩和しました。
アフターコロナで日本初の大道芸フェスティバルをリスクをとってでも行う意義
当然、「そんなギリギリに行わなくてももう少し余裕を見てから開催すればいいんじゃないの?第二波も心配だし。」という声も聞こえてきそうです。
もちろんフェスティバルでは出来る限りの感染対策を行います。しかし、もし日本のどこかで感染第二波が発生し、政府のロードマップに変更があれば開催はできません。
私たちも政府のロードマップに変更があればその方針に従い、イベントを延期します。
ロードマップに従ったうえで、なお、安全最優先です。
なぜ中止になるリスクをとってまで7月に大道芸フェスティバルを開催するのか?
ニュースで各イベントやコンサートが軒並み中止・延期の報道がされる中、あまり報道はされませんが、10以上の大道芸フェステイバルもすべての開催が中止・延期になっています。
そして、今もまだ開催の目処はほとんど立っていません。
同様にフェスティバル以外の大小様々なイベントに関しても、中止・延期となり、生活面でも非常に苦しい状況に立たされている大道芸人さんも多くいます。
日本中が暗い話題の中、そして何より大道芸の業界が大きな打撃を受けている中、一筋の光になるため、
私たちがアフターコロナにおける大道芸イベントの日本のトップバッターになり、今後の開催を悩んでいる日本各地の大道芸フェスティバルのロールモデルになりたいと考えています。
ここで言う『私たち』 とはイベントパートナーだけではありません。
この趣旨に賛同していただき、イベントに出演いただくパフォーマーの皆様、ボランティアスタッフの皆様、NPO法人中部大道芸ネットワークさんはじめ資金の援助や機材貸し出しの協力をいただける業者様。
そして、何よりこのクラウドファンディングを通じて応援していただく皆様だと思っています。
何卒ご協力よろしくお願い致します。
フェスティバル名の由来
まず、本フェスティバルの名前は、皆様にわかりやすいように、ただただシンプルに、
日本大道芸フェスティバルと銘打ちました。
これは、繰り返しご説明させていただいております通り、アフターコロナにおける日本トップバッターの大道芸フェスティバル!との思いからです。
飾りっ気なしのただただシンプルな名前ですが、逆に仰々しく「日本」なんて入れてしまい、プレッシャーを感じています。
最後に
個人的な話になりますが、私がこの業界に飛び込んだのはまだ大学生の頃でした。
たまたま立ち寄った大道芸フェスティバルで大道芸を見たその日から大道芸にどっぷりのめり込んで。
フリーのイベンターの真似事みたいなことを通じて、パフォーマーさんと触れ合う中で、芸の素晴らしさだけでなく、パフォーマーさんの人間性、お客様に対する思いに心を打たれました。
そんな経験が、イベントパートナーの源泉です。イベントパートナーは丸11年を迎えました。
なぜこれだけ続いているのかは説明するまでもありません。
素晴らしいパフォーマーの皆さんに支えられていたからです。
この「日本の大道芸」という素晴らしい文化を途絶えさせないよう、大道芸の素晴らしさを今一度認識いただくための新しい大道芸フェスティバルです。
ぜひ大道芸ファンの皆様、そしてこれをきっかけに大道芸に触れてみたいと思っていただいた皆様。
ご支援ぜひお待ちしております。
そして願わくば、このイベントが毎年開催できるような、素敵なイベントになりますように。
会場にて、笑顔の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。